こんにちは、ギリホリカップルのMonicaです。
私の住むメルボルンでは最近めっきり寒くなり、見事体調不良です・・・
そこで本日はワーホリ経験3カ国目のわたしが、
風邪をひいた際に実際に使う市販薬などを症状別に紹介します!

とにかく風邪の症状がある時
鼻水+風邪っぽさ「Demazin(デマジン)」

風邪をひいたときって、「鼻水だけじゃなくて、のどもちょっと痛い…」「咳っぽいし、だるい」なんて複数の症状がいっぺんにくること、ありますよね。
そんなときに便利なのが、総合感冒薬タイプの市販薬。オーストラリアでよく見かけるのがこの「Demazin(デマジン)」シリーズです。
Demazinは「Cold & Flu(風邪とインフル)」の症状をまとめてカバーしてくれる総合風邪薬。
バリエーションが多く、症状に合わせて選べるようになっています。
主な有効成分は以下の通り:
- Phenylephrine(フェニレフリン):鼻づまりを解消する成分(血管収縮薬)
- Paracetamol(パラセタモール):解熱鎮痛剤(熱・のどの痛みなど)
- Chlorpheniramine(クロルフェニラミン):抗ヒスタミン成分(鼻水・くしゃみを抑える)
※Night用には眠くなる成分が入っていることが多いので注意!
どんなときに使う?
- 鼻水+のどの痛み+ちょっと熱っぽい
- 鼻が詰まってて寝つけない…
- 風邪っぽい症状をまとめてケアしたい
とくに「風邪のひき始めかな?」というタイミングで飲むと、悪化を防ぎやすい印象です◎
使用方法は?
基本的に、成人および12歳以上の子どもはDay(昼用)1回2錠を必要に応じて4~6時間ごとに、1日最大6錠まで。Night(夜用)i回2錠を必要に応じて就寝前に1日最大2錠まで服用します。
また、服用は風邪の症状がある間だけ使用、通常は2〜3日で症状が軽くなることが多いので、それ以上長引く場合は医師や薬剤師に相談をしてください。
成分にパラセタモール(Panadolの成分)が入っているので他の解熱鎮痛剤と併用はせず、その他の薬も効果が重複しないように注意が必要です。
また、Night用は眠気の出る成分が入っているので、車の運転はしないようにしてください。
詳しくは必ずパッケージを確認し、必要に応じて販売員などに聞くようにしてください。
熱が出ている時
熱が出たときの定番薬「Panadol(パナドール)」

風邪やインフルっぽくて熱が出たとき、オーストラリアでまず名前があがるのがPanadol(パナドール)。いわゆる“解熱・鎮痛薬”で、有効成分はパラセタモール(Paracetamol)。
日本でいう「カロナール」のようなポジションです。
症状を抑えるタイプの薬で、熱が高くてツラいとき、頭痛や体の痛み、生理痛、歯の痛みがあるときなんかによく使われます。
使用方法は?
大人の場合、だいたい1回に500〜1000mg(1〜2錠)を4〜6時間おきに服用。
1日最大で8錠(4000mg)までが目安です。
胃にやさしいタイプなので、空腹時でも比較的飲みやすいのがうれしいポイント◎
ちなみに、パナドールにはいろんなバリエーションがあって、
- Panadol Rapid:早く効くタイプ
- Panadol Extra:カフェイン入りで、眠気を抑えつつ効き目UP
- Panadol Osteo:長く効くタイプ(主に関節痛や腰痛向け)
…など、自分の体調や用途に合わせて選べます。
Panadolのライバル?「Nurofen(ニューロフェン)」

風邪や熱、頭痛、生理痛、歯の痛み…そんなときによく登場するのがNurofen(ニューロフェン)。
有効成分はイブプロフェン(Ibuprofen)で、日本でもおなじみの「イブ」系の薬です。Panadol(パラセタモール)とは成分が違いますが、効き目のある症状はけっこう似ています。
特に「炎症による痛み」や「腫れ」があるときには、イブプロフェンが向いていると言われています。
使用方法は?
大人は1回200〜400mg(1〜2錠)を、6〜8時間おきに1日最大1200〜2400mgまで(製品によって異なるので要確認)。胃に負担がかかるので空腹時は避けたほうが安心。食後に飲むのがベターです。
- Nurofen Zavance:早く溶けて効きやすいタイプ
- Nurofen Plus:コードイン入り(薬剤師カウンターでのみ購入可)
- Children’s Nurofen:子ども用のシロップタイプ
PanadolとNurofenの違いは?
Panadol(パラセタモール) | Nurofen(イブプロフェン) | |
---|---|---|
効果 | 解熱・鎮痛 | 解熱・鎮痛・抗炎症 |
胃への刺激 | 少なめ(空腹でもOK) | やや強め(食後がおすすめ) |
おすすめの症状 | 頭痛、発熱、やさしい鎮痛 | 炎症がある痛み、筋肉痛、生理痛など |
どっちが効くかは人によって違うので、試してみて自分に合う方を常備しておくのがベスト。
飲む風邪薬「Lemsip(レムシップ)」

「風邪のときにあったかい飲み物でラクになりたい…」というときに人気なのが、Lemsip(レムシップ)。
これはパウダー状の風邪薬で、お湯に溶かしてホットドリンクとして飲むタイプです。
レモン味など柑橘系ですが少し苦くて口の中がキュッとします。でもなんだか癖になる味で、私は風邪の時にレムシップを一番使います。
有効成分は、Panadolと同じパラセタモール(Paracetamol)がメインですが、タイプによっては鼻詰まり用にフェニレフリン(Phenylephrine)という成分が入ってることもあります。
使用方法は?
1袋をカップに入れてお湯を注ぎ、よくかき混ぜて飲むだけ。1回の服用間隔は4〜6時間おきで1日最大4杯まで飲むことができます。
熱、喉の痛み、鼻づまり、悪寒など「風邪の総合症状」がつらいときに、あったかいLemsipを飲むとホッとしますよ!
注意点としては、Day & Nightタイプもあり、夜用には眠くなる成分が入っている場合もあるので、運転などの予定がある人はラベルをよくチェックしてください!
私はDayタイプでもめちゃくちゃ眠くなります!あとめちゃくちゃポカポカして汗かきます!
のどが痛い時
風邪のお供に「Butter Menthol(バターメンソール)」

のどが痛い、イガイガする時に私がよく食べるのが、「Butter Menthol(バターメンソール)」。
はじめて食べるときはバター?メンソール?どっちなの?って最初は戸惑いますが、意外とこれがクセになるんです!
気になるお味は、ほんのり甘くてバターっぽい風味に、スーッとするメンソールが合わさったタイプの喉飴。
日本のスースー系ののど飴に比べると、刺激はかなりマイルド。喉がイガイガするときや、咳が出始めたときに舐めるとちょっとラクになります。
使い方は?
薬というより“風邪用キャンディ”みたいな感覚なので、特に決まった用法用量はなし。
喉が痛いな〜とか、咳出そうだな〜ってときにポケットやバッグに忍ばせておいて、気づいたときに舐めればOK。
ちなみに、カフェインとか薬の成分は入っていないので子どもでも舐められます。
圧倒的スースー感「Fisherman’s Friend(フィッシャーマンズフレンド)」

喉ケアキャンディ界の中でも、スースー感を感じたいなら「Fisherman’s Friend(フィッシャーマンズ・フレンド)」がおすすめ。
名前の通り、もともとはイギリスの漁師さんたちが寒い海の上で喉を守るために使っていたものらしいです。
オーストラリアの薬局やスーパーでも普通に売っていて、種類も豊富。日本でもPlazaやKaldiなどで売っているみたいです。
ミント系、ハーブ系、甘さ控えめのタイプ、シュガーフリーなどいろいろありますが、どれも共通して「とにかくスースーする!」のが特徴です。
喉や鼻がスッキリするというより「一気に通る」感じで、風邪のときだけじゃなくて、鼻づまりや眠気覚ましにもいいかも◎
使い方は?
普通のキャンディみたいに、1粒ずつゆっくり舐めるだけ。スースーが強いので、1度に何個も食べるのはおすすめしません!
ちょっとクセがある味も多いので、好みは分かれるかも。でも、ハマる人はリピート率高め。
私はMixed berryとBlackcurrantがすきです。
喉が本気でつらいときは「Strepsils(ストレプシルズ)」

Butter Mentholが“やさしい喉飴”だとしたら、「Strepsils(ストレプシルズ)」は“ガチ”の、のど対策アイテム。
オーストラリアの薬局で定番の殺菌成分入りのど飴で日本で言うトローチ的なポジション。
いろんな種類があり、スーッとするメンソール系、ハチミツレモン系、のどの痛みに特化した強めのやつ(Extra Strengthみたいな名前)など、自分の症状や好みに合わせて選べるのがポイントです。
ちなみにこちら、インフルエンザでオーストラリアのお医者さんにお世話になった際に勧められました。
効き目は?
普通ののど飴とは違って、Strepsilsには殺菌成分(Dichlorobenzyl alcoholやAmylmetacresol)が入っていて、喉の炎症やばいときにもけっこう効きます。
個人的には、風邪ひきはじめの「喉が痛い…かも?」ってときに舐めておくと、悪化しにくい気がします。
使い方は?
大人と6歳以上の子供向けで、使用方法は1錠ずつ口でゆっくり溶かすようになめます。
ドラッグストアはもちろんスーパーマーケットでも販売されていますが、のど飴というよりかは医薬品に近く、種類によっては1日の最大量が決まっているものもあるので事前に説明書きを読むようにしてください。
ちなみに、子ども向けのバージョンや、シュガーフリーのタイプもありますよ◎
さいごに
いかがでしたか?
紹介した中でもわたしが個人的によく使うのはPanadol、Lemsip、Butter Mentholです。
とりあえずこの3つは常備して、あとはしっかりと栄養を取ってよく寝ることを心掛けています。
医療費の高いオーストラリアでは、処方箋の薬は高額になってくる一方で、
知識さえあれば比較的強い薬でも日本に比べてスーパーマーケットなどでも容易に手に入れることができます。
今回紹介したものはどれもスーパーマーケットやケミストで購入できるので参考にしてみてください。
また、オーストラリアではドラッグストアの処方箋コーナーに行って薬剤師さんに症状を伝えれば今の自分に合った薬を教えてもらえるので困った時は頼ってみてください。
ただし、何かあった場合の責任はとれませんので持病やアレルギーがある場合などは必ず医師の指示を仰いでくださいね!
それでは。

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