こんにちは!
ギリホリカップルのMonicaです。
メルボルンで生活を始めるうえで、まず覚えておきたいのが 公共交通機関の使い方。
メルボルンは電車・バス・トラムが街中を網の目のように走っており、車がなくてもどこへでも行ける比較的便利な街です。
ただし、日本のように「現金で切符を買う」文化はほとんどなく、メルボルンでは 「Myki(マイキー)カード」 と呼ばれる交通系ICカードを使うのが基本。
今回は、そんなMykiカードの使い方から、交通機関の乗り方、知っておくと便利な英単語まで、
現地在住者の目線でわかりやすく解説します。
🚌 メルボルンの公共交通機関とは?
メルボルンでは、公共交通機関がとても発達しています。
主な交通手段は以下の3つです。
| 種類 | 特徴 | 管轄エリア |
|---|---|---|
| 🚆 Train(電車) | 市内と郊外を結ぶ長距離移動に便利。 | Metro Trains Melbourne |
| 🚋 Tram(トラム) | メルボルン中心部を走る路面電車。無料ゾーンもあり! | Yarra Trams |
| 🚌 Bus(バス) | トラムや電車の届かないエリアをカバー。 | Various operators |
これらすべてが Mykiカード1枚で利用可能。
つまり、電車・バス・トラムを乗り継いでも、同じカードでスムーズに支払えるのです。
💳 Mykiカードとは?
出典:https://www.abc.net.au/news/2023-05-15/credit-cards-fares-public-transport-myki-conduent/102347288
Myki(マイキー)カードは、メルボルンの交通系ICカードで、日本でいう Suica や PASMO のような存在。コンビニや駅の券売機で簡単に購入でき、交通費を「チャージ(Top-up)」して使います。
カードの価格は6ドル(2025年現在)で、そこに利用金額を追加チャージして使う仕組みです。
👥 Mykiカードの種類
Mykiカードには大きく3つのタイプがあります。
| 種類 | 対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| Full (一般) | 18歳以上の一般利用者 | 通常の料金設定 |
| Concession (学生) | 学生・特定条件の利用者 | 割引価格で利用可能(要証明) |
| Child (子供用) | 5〜18歳未満 | 子ども料金適用 |
※Concessionの割引を受けるには「Concession Card」や「Student ID」が必要になります。
留学生でも、教育機関によっては対象外の場合もあるので確認しておきましょう。
💰 支払い方法は2通り
Mykiの料金プランには、利用頻度に応じて 2つの支払い方法 があります。
Myki Money (プリペイド式)
使いたい分だけお金をチャージして、利用するたびに運賃が自動的に差し引かれるタイプ。
観光客や週に数回だけ電車に乗る人におすすめ。
Myki Pass (定期券タイプ)
7日間または30日間の乗り放題プラン。
通勤・通学など毎日利用する人に向いています。
購入方法はどちらも簡単で、駅の券売機・コンビニ(7-Eleven)・Mykiアプリ・オンライン(ptv.vic.gov.au)などからチャージできます。
🚆 電車(Train)の乗り方
電車は市内から郊外まで広範囲をカバーしています。
メルボルンの電車は「Metro」と呼ばれ、時刻表通りに運行することが多いですが、たまに遅延もあります。
✅ 乗り方の流れ
- 駅構内の改札で Mykiをタップオン(tap on)
- 目的地の駅で タップオフ(tap off)
- 改札がない駅でも、黄色の読み取り機が設置されているので忘れずに!
🚌 バス(Bus)の乗り方
バスもMykiカードで乗ることができます。
車内にカードリーダーがあるので、運転手に挨拶してから乗りましょう。
✅ 乗り方の流れ
- バスが来たら、手を挙げて乗る意思を表示
- ドライバー近くの入り口から入って機械に タップオン(tap on)
- 降車時も タップオフ(tap off)
バスは次の停車地の名前が出ない&放送もないので降りる際は注意!
Google mapなどをうまく活用しましょう!
🚋 トラム(Tram)の乗り方
メルボルンの顔ともいえる トラム(Tram)。
中心部では“無料トラムゾーン”があり、そこではMykiをタップしなくても無料で乗ることができます!
✅ 乗り方の流れ
- トラムが来たら、手を挙げて乗る意思を表示
- ドアが開くのを待って乗車
- 無料ゾーン外に行く場合は 乗車時にMykiをタップオン(tap on)
- 降りるときの タップオフ(tap off) は不要!
🗺 Free Tram Zone(無料トラムゾーン)
フリンダースストリート駅周辺~メルボルンセントラル・ドックランズなど、観光地の多くが含まれています。観光客にも優しいシステムですね!
⚠️ トラムで注意!抜き打ち検査(Ticket Inspection)ってなに!?
メルボルンのトラムや電車では、抜き打ちでMykiカードの検査が行われることがあります。
これは「無賃乗車(Fare Evasion)」を防ぐために実施されていて、係員は Authorised Officers(認可職員) と呼ばれます。
👮♂️ 検査は突然やってくる
トラムに乗っていると、急に制服姿や私服の係員が数人乗り込んできて、
「Ticket inspection, please!(チケットの確認です)」と声をかけて回ります。
彼らはあなたのMykiカードを確認し、ちゃんと「Tap on(乗車時のタッチ)」がされているかを専用端末でチェックします。
きちんとタップしていれば問題なし!
数秒で終わる簡単な確認です。
🙅♀️ タップを忘れていた場合は罰金
もし乗車時にTap onをしていなかった場合、無賃乗車扱い(Fare Evasion)となり、2025年7月1日現在は成人が305ドル、18歳未満の子供が102ドルの罰金が科される可能性があります。
これは「知らなかった」「うっかり忘れた」では免除されません。
観光客やワーホリ、留学生でも同じルールが適用されます。
⚠️ よくある誤解
❌「無料トラムゾーンだからタップしなくていいんでしょ?」
→ ✅ ゾーン外に出るトラムに乗る場合は、乗る前にタップオン必須!
途中で無料ゾーンを越えても、自動で判断してくれません。
少しでも外に出るルートなら、必ずタップしておきましょう。
❌「短い距離だからバレないよ」
→ 🚫 バレます。
検査は本当にランダムで、1〜2駅の移動中にやってくることも普通にあります。
観光客でも容赦なし!
🧾 検査員の特徴
-
制服タイプ:青または黒の制服、PTV(Public Transport Victoria)のロゴ入り
-
私服タイプ:一見普通の乗客だが、検査時に身分証を提示してくる
-
複数人で行動:通常2〜6人ほどのチームで行動します
💡 対応のコツと心構え
-
落ち着いてMykiカードを見せるだけでOK
-
慌てて逃げたり、怒ったりしないこと(逆にトラブルになります)
-
常に残高を確認しておけば、焦らず対応できます
→アプリを使えばその場で確認することも可能です!
検査自体は数分で終わることがほとんどです。
正しくMykiを使っていれば、怖がる必要はまったくありません。
🗣 交通機関で使われる英単語まとめ
メルボルンの交通では、日常的に以下の英単語を耳にします。
覚えておくとかなり便利です👇
| 英単語 | 意味 | 解説 |
|---|---|---|
| Top-up | チャージする | Mykiにお金を追加すること |
| Tap on | 乗るときにタッチ | 乗車時にリーダーにカードを当てること |
| Tap off | 降りるときにタッチ | 降車時に再度カードをタッチすること |
| Fare | 運賃 | 「How much is the fare?」=料金はいくら? |
| Zone 1 / Zone 2 | 料金ゾーン | メルボルン中心部がZone 1、郊外がZone 2 |
| Myki machine | チャージ機 | 駅などにある青い券売機 |
| PTV (Public Transport Victoria) |
公共交通局 | メルボルンの交通を管理する公式機関 |
📱 Mykiアプリも便利!
「残高が足りるかな?」という不安がある人には、Mykiアプリ(PTV)がとても便利です。
アプリでは:
- 残高の確認
- オンラインチャージ(Top-up)
- 使用履歴のチェック
- 定期券(Myki Pass)の購入
が可能です。
特に朝の通勤時など、駅で並ぶ時間を省けるのでかなりおすすめ。
✨ まとめ|Mykiを使いこなして快適にメルボルン生活!
メルボルンでは電車・トラム・バスすべての公共交通機関にMykiカードが必須となります。
QLDではクレジットカードを使用して公共交通機関を利用できますがVICはいつになることやら・・・
また、余談ですが2026年1月から18歳以下と高齢者は運賃が無料になる予定です。
ワーホリなどの一般利用者にもより使いやすくなると良いのですが、ひとまずはルールを守って利用していきたいですね。



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